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蛇作日記


※ツッコミについて
ツッコミ(コメント)は書き込んでもページに表示されませんが、吉田蛇作には読めるようになっております。なんでも書き込んでください。よほど以前の日付の日記につけられたコメントでなければ、すべて目を通しております!
---ツッコミを非表示にすることにした理由は2010/8/16の日記に。



2010-09-05 Sun

_ 共時性

昨日の日記にでてきた「堕靡泥の星」では、主人公の強姦殺人狂神納達也は自分が殺した父親の莫大な遺産を相続します。しかし、達也の親類達も悪人ぞろいで、この遺産を狙って策略をめぐらし、達也を精神病院に入院させ、ロボトミー手術で廃人にして、遺産を横取りしようとします。ぎりぎりのところでこの策略を逃れた達也は、自分をハメた奴らに復讐するというエピソードがあります。

また、「堕靡泥の星」を読んでるときに、レンタルしてきたDVDの中に「カッコーの巣の上で」がありました。これは名作といわれてる映画なんでいつか観ようと思いつつ観ないままでいたのを、やっとレンタルしてきたのでした。映画の内容は精神病院とロボトミーがでてくるのは知ってたので、「堕靡泥の星」で精神病院とロボトミーネタがでてきたときには、偶然の一致だなあと思ったのでした。70年代半ばって精神病院とかロボトミーがホットなネタだったんですかね。

さらに、クリント・イーストウッド監督、アンジェリーナ・ジョリー主演の「チェンジリング」もレンタルしてました。これは最近の映画ですが、舞台は1930年くらい。観たら、これにも精神病院ネタが。ロボトミーはでてきませんでしたが。ウィキペデイアで調べてみるとロボトミー手術が開発されたのは30年代後半からのようです。惜しい。

たまたま続けて視聴した三作品すべてに、精神病院ネタがでてきて、こいつは縁起がいい、シンクロニシティーだ、と思ったのでした。これらの三作品では、正常な人間でも陰謀などで精神病院にぶちこまれると、けっして自分の力で出ることはできず、さからうと脳に電気ショックをくらわされ、しまいにはロボトミー手術で廃人にされてしまうという、めちゃくちゃこわい描写がなされてました。

ところで「堕靡泥の星」の作者の佐藤まさあき先生はご本人の人生が波乱万丈すぎて漫画よりおもしろいんじゃないかという話がありまして、その自伝である『「劇画の星」を目指して-誰も書かなかった「劇画内幕史」』という本を読んでみたいなと思ったんですが、アマゾンで見てみたらプレミアがついて6000円でした。さすがにちょっと高くて買う気しないなと思ったのでした。

で、これらの作品とは関係ないんですが、けいおん!!にでてきるキャラ、中野梓ちゃん通称あずにゃんが劇中で使用してるティーカップがグッズとして販売されてたら欲しいなと思って、調べてみたらまさにそういう商品があったんですが、アマゾンでプレミアがついて6000円で売られてました。ここにもシンクロニシティがっ。


2010-09-04 Sat

_ 堕靡泥の星

しばらく前に次回のネメシスの原稿が完成したので、積んでた本を読んだり映画を観たりしてました。

連続レイプ殺人魔が主人公という伝説の劇画「堕靡泥の星」もやっと読めました。「堕靡泥の星」は70年代に連載された作品。主人公の神納達也は大金持ちの大学教授の息子なんですけど、実はかつて家に押し入ってきた脱獄囚が母親を父親の目の前でレイプした際にできた子供です。母と達也につらくあたる父親のせいで、母は達也が幼いときに自殺してしまいます。その後も父親に虐待されつつ成長する達也ですが、学校でアウシュビッツでのユダヤ人虐殺について習い、図書館で「夜と霧」を借りてきて、それを読みながらオナニーしちゃう変態に成長してしまいます。さらに、自分が父親の実の子供ではなく、殺人犯の子であると知って、幼いころから自分を虐待してきた父親を海難事故にみせかけて殺し、父親の遺産をごっそりゲット。そして、おのれの中の呪われた血のおもむくままにに、お高くとまった雌豚どもをレイプしてはぶち殺しまくるというはっちゃけた内容です。

しかし、主人公が異常者で犯罪者で、その華麗なる犯罪遍歴を正面から描写してなんのエクスキューズもないというのはすごいです。こういうタイプの作品って今は描きにくい、というかやっぱり描けないような気がする。


2010-08-26 Thu

_ 残念です

今敏監督が膵臓ガンで亡くなられたそうで。僕は今監督の作品が大好きだったので、とても残念です。しかし46歳とは若すぎる。まだまだたくさんの作品を作ってくれるものと思っていたのに。今日は、パプリカを見ながらご冥福をお祈りします。


2010-08-24 Tue

_ さらなる記憶

前回、映画「許されざる者」のクライマックスシーンをひさしぶりに観たら、前に観たときの記憶とぜんぜん違ったという話を書きましたが、そこまでではないにしろ、似たような記憶違いはよくあります。こないだNHKでシンドラーのリストをあつかった番組がやってたのに触発されて、ひさしぶりにスティーブン・スピルバーグ監督のアカデミー賞受賞映画「シンドラーのリスト」を観ました。これも観るのは2,3回目です。ちなみに、「許されざる者」は1992年度のアカデミー作品賞で、「シンドラーのリスト」は1993年度のアカデミー作品賞です。最近、ごく個人的に名作を再び観ようキャンペーン中です。

「シンドラーのリスト」は、第二次世界大戦中ホロコーストの中、欲の皮のつっぱったおっさんが戦争の混乱に乗じて金儲けしようとしたら、結果的に大量のユダヤ人を助けてしまい感謝されてしまうという映画です。途中、シンドラーの工場に雇われた片手のユダヤ人のおっちゃんがシンドラーにお礼を言いにくるシーンがあります。ユダヤ人で障害者のおっちゃんは工場に雇われてなければ間違いなく殺されていたところを、シンドラーのおかげで助かったと心底感謝します。シンドラーは愛想笑いしながら、おっちゃんの感謝の言葉を聞いてますが、おっちゃんが帰った後に、あんなの連れてくんなよ!と部下をしかります。ツンデレじゃなくてデレツンです。この後、シンドラーの工場の従業員が強制的に道路の雪かきに動員されるシーンがあって、このとき片手のおっちゃんも雪かきしてるんですが、監視のナチスの兵隊に見つかってしまいます。私はシンドラーさんの工場で働いてる職人なんですと主張するおっちゃんですが「片手で職人とかねぇしwwww」って感じでナチスの兵隊がおっちゃんを道の端っこに連れて行って、拳銃で頭を撃って殺しちゃうわけです。説明が長くなってしまいましたが、このシーンが僕の中ではすごく記憶にのこってまして、おそらく前後の文脈とか、おっちゃんの演技とか、淡々とした射殺シーンの演出とか、すごく冷酷非道な感じを出すことに成功してると思うんですよね。

で、今回も映画観る前から、この片手のおっちゃん射殺シーンを思い出してて、たしか開始10分くらいのシーンだったよなあと思いながら観てたんですけど、10分どころか20分、30分たってもぜんぜんそのシーンが出てこないわけです。まさか狐につままれたのか!?と思い始めたときにやっとでてきました。記憶が偽記憶じゃないことがわかって、ほっとしました。しかし、印象に残ってるシーンだから最初の方に出てくるシーンだと思ってたんですかね。よくわかりません。

まあ、シンドラーのリストは3時間オーバーの糞長い映画なんですけど、それが気にならない見ごたえのある映画だと思いました。最近は歳のせいか涙に対しての閾値が下がっているので、当然ラストシーンではダダ泣きしました。


2010-08-20 Fri

_ 記憶の神秘

月刊少年シリウスを年間定期購読すると、特典として毎月「天狼星新報」というおまけが貰えるそうです。そうです、ていうか貰えます。まあシリウスに関するお徳情報が載ったチラシ的なもののようです。で、その天狼星新報に「シリウス日和」という4コマコーナーがあって、毎回異なる作家さんが4コマ漫画を描いているらしいのですが、今回これを僕が描かせてもらいました。考えてみたら4コマ漫画描くのはじめてです。

話かわって、こないだなんとなくクリント・イーストウッド監督のアカデミー賞受賞西部劇「許されざる者」を観ました。この映画を観るのは2,3回目だと思うんですが、なんかラストの展開が記憶と違ってびっくりしました。この映画、いろいろあってクリント・イーストウッド演ずる主人公が悪の保安官達のいる酒場に殴りこみをかけるというクライマックスで、そこまでは記憶は正しかったんですが、そこから主人公が活躍するかと思いきや、あっさり倒されてしまい、何その展開!?というちょっとわけのわからんラストだという記憶があって、「変な映画だな、これがアカデミー作品賞的文学性なのか!?」というように記憶してたんですけど、今回観てみたら、普通に主人公が神業の銃さばきで敵を倒す溜飲の下がるラストでした。なんだこれ。何か別の映画と記憶が混同していたのか。それとも知らないうちに宇宙人にキャトられて記憶が改竄されてしまったのか。なんか怖いです。


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